収入が減少している中、食品や生活用品などが値上げされて、多くの人が生活に不安を抱えるようになっている。
そこで、少しでも収入を増やすために、副業を始める人が一気に増えた。
それこそ昔ながらの代筆やシール貼りといった内職から、株式や不動産などの投資などの資産運用と副業と一言で言っても、その内容は様々だ。
そんな種類の多い副業の中でも、デジタル関係の副業で注目されているのが、プログラミング。
プログラミングと聞くと難しく感じられ、理系の人だけだと思われがちだが、プログラミングは誰でもできる。
プログラミングは理系?
- プログラミングって数学が得意な人でないとできないんでしょ?
- プログラマーって頭の良い人しかできないんでしょ?
そういう質問に対して、「そんなことはない」と答えている人の多くが、理系の大学を卒業しているエンジニアだったりする。
そのため、何だか簡単と言われても、信憑性に欠けてしまう。
数学が得意な理系の人だから、簡単にできるだけだと思ってしまうだろう。
答えている人が理系で、数学が得意だったりするために、プログラミングが難しいものだとイメージされてしまう。
いやいや
そう言っても、あなたもシステムエンジニアだから理系なんでしょ?
数学が得意なんでしょ?
そう返されることも多いが、私は理系ではない。
理科、特に化学は好きだが、数学は驚くほどできない。
いや、数学と言うよりも、算数のレベルからできない。
おそらく、10歳ぐらいの小学生よりも、算数ができないだろう。
それでも、プログラミングは簡単だと言える。
それは、何故か?
プログラムというのは、機械に対する指示書になる。
その指示書を作成するのが、プログラミングだからだ。
プログラミングは指示書
これを飲食店に置き換えて、たとえてみよう。
まったく飲食店に行ったこともない、働いたこともない、見たこともないという人が、あなたの働く店でアルバイトとして働くことになった。
そんな人に、仕事を教える際には、次のような流れになるだろう。
- お客様が来店した際には、いらっしゃいませ、と挨拶をする。
- 人数を確認して、空いている席へ案内した後、おしぼりと水を出す。
- 注文を聞いて、厨房へ注文内容を伝える。
- 料理ができあがったら、注文主のお客様へ料理を運ぶ。
- 食事を終えたお客様が退店する際に会計を行って、ありがとうございました、と挨拶。
- 次のお客様を迎えられるように客席を整理整頓する。
ザックリとだが、この流れを教えるだろう。
この手順をパソコンなどの機械が理解できる文書として作成することが、プログラミングだ。
数学的なことなんて、一切出てこない。
指示書を正しく作成するということであれば、個人的にプログラミングは文系だと思う。
正しい文法で指示書を作成しなければ、正しい結果を出すことができない。
プログラミングは、機械と人間とのコミュニケーションとも言えるだろう。
人間同士のコミュニケーションとは違って、細かい指示書を作成しなければならなかったり、少しでも間違ってしまえば、途中でエラーになって止まってしまうことがある。
そのため、指示書には色々なことを想定して、細かく書かなければならない。
難しいと言われているのは、この部分だ。
しかし、何もない状態から指示書を作成することなんてない。
基本となる指示書があって、それでは足りない部分の指示書を作成することが、ほとんどだ。
これを具体的に表現するなら、キーボード操作の指示書は既に作成されているので、新たにショートカットキーを設定するための指示書を作成することになる、ということだ。
プログラミングは難しくない!
動きの流れが文書化されたものが、プログラム。
その文書を作成するのが、プログラミング。
そう考えれば、数学が得意でなくとも、プログラミングは簡単だと思えるだろう。
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今回の内容は、2022年5月19日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
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