コロナの影響を受けて、リモート環境が推奨されたため、一気にデジタル環境が普及した。
もちろん、強制的に導入されている側面もあるので、賛否両論あるかとは思われるが、デジタル化することで効率化できたことも多くある。
その中でも、小中学校、幼稚園から家庭への連絡手段として、スマホのアプリが導入されてきているのは注目したい。
今まではプリントや連絡帳、電話といったアナログな連絡手段が主流だった。
この学校と保護者間の連絡手段が、アナログからデジタルへ移行することで、保護者を悩ませていたプリント地獄から解放される。
連絡手段をデジタル化
スマホのアプリとして、保護者連絡システムが導入されれば、今まではメールで一斉送信されていた、学校から保護者、そして自治体から保護者への連絡がアプリ内で行なわれる。
メールと変わりないように感じてしまうが、重要なプリントが配布されたりすれば、リマインドとして通知してくれるため、子供の出し忘れを防ぐことも可能だ。
また、学級だよりや給食だよりなど紙で配られていたプリントがPDFでアップロードされるので、アプリからカンタンに閲覧できるようになるのも便利だろう。
これなら外出先でも手の空いた時に閲覧できるため、授業で必要になるモノで、持っていないモノを
家に帰る前に購入することもできる。
同様に、学校行事の写真などもアプリ経由で閲覧できれば、わざわざ写真を見るために学校へ行く必要もなくなるだろう。
そして、検温報告や欠席報告もアプリで行えるようになる。
アラーム設定でリマインドしておけば、決まった時間に検温して、そのまま入力できる。
体調が優れない時には、学校へ電話や友達に連絡帳を預けることになるが、これをアプリで行えるのも便利だろう。
さらに、学校で実施されるアンケートもアプリ経由で回答できる。
これなら、回答する側も集計する側も楽になるので便利だ。
連絡事項をアプリ化することで大きく変わるのが、押印。
学校の書類では、たとえサインをしていたとしても、ハンコを押し忘れてしまうと無効になってしまう場面が多い。
このハンコが不要になるだけでも、大きな改善と言える。
まだ全国的にアプリが導入されているわけではないが、既にアプリを導入している自治体や教育委員会によると、アプリをどのように活用するかは各学校の裁量に委ねているそうだ。
コロナ禍によって、学校サイドから保護者へ確実に情報を届けなければならない、という場面が増えたため、デジタル化は必然だろう。
しかし、教師から生徒へ直接伝達する、指導という側面を考えれば、プリント配布とアプリを組み合わせて運用するのが、まだまだ現実的なのかもしれない。
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今回の内容は、2021年11月18日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
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