ベクターデータを扱えるAffinity Designer

ベクターデータやラスターデータはデザイン業界において必須だ。
そのベクターデータを扱う代表格となるのはAdobeのIllustratorだろう。
以前は買い切りのIllustratorが販売されていたが、今はサブスクリプションとしてIllustratorが提供されている。
年間で22,176円(税込)なので、月額に換算すると1848円になる。

イラストを扱う仕事やデザイン業界で仕事をしている人にとって必須ツールなので、必要経費として高くないだろうが、今から学んだり、趣味でイラストやデザインをする人にとっては高額だろう。
そんな人に最適なのが、Affinity Designerだ。

Affinity Designerとは?

Affinity Designerは、Adobe Illustratorのようにベクターデータを扱えるアプリで、Windows版、Mac版、そしてiPad版も提供されているアプリだ。
残念ながらAndroidには対応していないが、幅広い端末でベクターデータを扱えるようになっているのは優秀なポイントだろう。

そして何といっても、Affinity Designerの大きなポイントとして挙げられるのが、買い切り価格。
一度購入してしまえば、今後一切お金がかからないというところだ。もちろん、大幅なバージョンアップになるとお金が必要になるかもしれないが、買い切りアプリになっているのは大きなポイントだろう。

Affinity Designerで生産性を向上させる

リアルタイムでブレンドしたり、エフェクトを調整したりと即時性、応答性を備えているので、作業をサクサクとストレスなく進めることができる。
そしてベクターとラスターのワークスペースを簡単に切り替えできるので、作業効率を更に向上させることができるだろう。
また、ドキュメントのサイズに制限がないというのも良い。

キーボードのショートカットもカスタマイズ可能なので、使い慣れたショートカットキーにカスタムしてしまえば、指が迷ってしまうこともないだろう。

Affinity Designerのカラー制御

RGBカラースペース、LABカラースペースで作業ができる。
印刷用のデザインにも対応できるように、PantoneやCMYK、ICCのエントツーエンドのカラー管理も標準で組み込まれているは嬉しいポイントだ。

Affinity Designerなら何処でも作業できる

Windows、Mac、iPadといった、それぞれ違うデバイスであってもファイルフォーマットは同じだ。
そのためシームレスに同じファイルを異なるデバイス間で作業ができるという自由さが生まれる。

Affinity Designer注意するポイント

Affinity Designerは買い切りアプリだ。
しかし、各プラットフォームごとに購入しなければならない。

  • Mac版アプリ 6100円
  • Windows版アプリ 6100円
  • iPad版アプリ 2440円

アプリが提供されている全てのプラットフォームでシームレスに作業をするなら、14640円となる。
もちろん全てを購入する必要はないので、メインとなるデバイスに対応したアプリのみでも十分だ。

2020年3月31日の時点では、期間限定で大幅なプライスダウンがされている。

  • Mac版アプリ 3060円
  • Windows版アプリ 3060円
  • iPad版版アプリ 1220円

全プラットフォーム版を購入しても半額以下の7340円なのだ。

そして、これはiPad版を購入する際の注意点だが、iPad Pro、iPad Air 2および3、iPad Mini 5、iPadに対応というところだ。
所有しているiPadが対応していない可能性もあるので、購入する前に確認しておこう。

Affinity Designerのダウンロード

iPhone/iPad版Affinity Designerは、App Storeからダウンロードすることが可能だ。

Affinity Designer

Windows版、Mac版は、Affinity Storeからダウンロードすることができる。

Affinity Designerは受賞歴のあるグラフィックデザインソフトウェアです
高品質のコンセプトアート、イラスト、ロゴ、アイコン、UIデザイン、モックアップを制作するクリエイターやその他のプロフェッショナル向けのアプリです。

Affinity Designerまとめ

ベクターデータやラスターデータを切り替えて使えるワークスペースなので、イラストを作成する人にとっては非常にありがたい機能だ。
Affinity Designerで作成したデザインやイラストをWeb制作でも役立てられるように、書き出し機能も搭載されているのもポイントとしても高い。
印刷物にもWeb制作にも使える万能ツールと言えるだろう。

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