スマートフォンやタブレットのベースとなっているのが、Androidだ。
Androidは、OSと呼ばれる基本システムになる。
そして、2022年8月16日、Googleから最新のAndroidのOS、Android 13がGoogle Pixelシリーズ向けに提供された。
Android 13
Android 13では、Android 12搭載のPixelシリーズで採用されたMaterial Youをベースに、外観とスタイルが進化している。
Google以外のアプリも壁紙のテーマや色に合わせてカスタマイズできるため、ホーム画面を自分だけのスタイルにカスタマイズが可能だ。
これは、推し活などを行っている人にとって、非常に嬉しいだろう。
また、スマホの言語設定を変えず、アプリごとに異なる言語設定ができるようにもなっている。
こちらは、マルチリンガルの人にとっては嬉しい機能になるだろう。
音楽やポッドキャストといった、再生するコンテンツに合わせた操作性が向上しているのもエンタメとしてスマホやタブレットを利用している人にとっては嬉しいポイントだ。
そしてエンタメとは切っても切れないのが、オーディオになる。
ヘッドトラッキングに対応したヘッドフォンで、音源の位置を頭の向きに合わせて調整する、空間オーディオに対応した。
これで、より没入感のある視聴体験を楽しめるようになる。
また、新しいBluetoothオーディオ規格のBluetooth Low Energyオーディオも対応になった。
これで、音源との同期が向上して、遅延の減少、品質が強化される。
そして、複数デバイスでの同時再生が可能だ。
もちろん、エンタメ分野だけが強化されているわけではない。
メディアライブラリ全体をアプリと共有せずに、アクセスする必要のある写真や動画のみを選択できるようになった。
また、メールアドレス、電話番号、ログイン資格情報などの情報をコピーすると短時間でクリップボードの履歴を自動的に消去するようにもなっている。
手間がかかり不便に感じられるかもしれないが、プライバシーが強化されているのは嬉しい。
そして、通知の管理も強化される。
まず、最初に通知許可を設定することになったので、今までのように、デフォルトで通知がオンになることがない。
これなら、必要な通知のみを受け取れるようになる。
Android 13はタブレットで使用できる?
もちろん、スマホだけが便利になるだけではない。
タブレットのマルチタスクも強化されている。
ライブラリ内のアプリを分割画面モードへ、簡単にドラッグ&ドロップできる。
また、手のひらとスタイラスペンを別々のタッチとして登録できるようにもなった。
スタイラス操作時に画面へ手が触れても反応しない、パームリジェクション機能とは違うため、スタイラスペンと指による操作が快適になる。
さらに、URL、画像、テキスト、ビデオなどのコンテンツをスマホからコピーして、タブレットに貼り付けることも可能になった。
当然ながら、その逆の操作、タブレットからスマホへ貼り付けることだって可能だ。
スマホとタブレットの連携が強化されることで、スマホとタブレット2台持ちの使い分けが、よりカンタンになるのは嬉しいだろう。
Android 13へアップデートしたい!
細かい機能が改善されたり、強化されているため、速くAndroid 13を利用したいと思う人もいるだろう。
しかし、Android 13は、16日から順次Google Pixelシリーズでのみ利用可能になるため、XperiaやAQUOS、Galaxyなど、その他のデバイスで、すぐに利用することはできない。
その他のデバイス向けには、2022年の後半にかけて順次提供予定になっているので、Google Pixelシリーズ以外のスマホやタブレットを使用している人がAndroid 13を利用できるのは、もう少し先になりそうだ。
ただ、その頃には、Android 13に潜む不具合などが解消されて、更にブラッシュアップされてカタチで提供されると予想されるので、利用できるのを楽しみに待とう。
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2022年8月18日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
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