優秀で便利なアプリがセール価格で購入できるチャンスを逃してしまい、ついつい次のセールを待ちたくなる。
しかし、優秀で便利だからこそ、早く使用して有効活用すべきなのに、セールを待っていては、いつまでも使えない。
アプリの料金体系については、すでに何度か話題として取り上げたが、月額課金制のサブスクリプション・サービスで提供されているアプリに関しては、あまりメリットを感じられないという方も居られるようだ。
サブスクリプション・サービス(サブスク)
毎月、もしくは年間で使用料を支払うのが、サブスクリプション・サービス、いわゆるサブスクだ。
サブスクは、動画や音楽で利用されている方も多いだろう。
そして動画や音楽だけではなく、アプリの料金体系にもサブスクがある。
ただ、アプリのサブスクは、動画や音楽のように色んな動画や音楽を見放題・聴き放題というわけではない。
そのアプリのすべての機能、もしくはアプリを提供しているメーカーのアプリが使い放題となる。
それならサブスクじゃなく、買い切りアプリの方がお得じゃないの?
確かに1度だけ料金を支払えば、それ以降ずっと料金がかからずに使い続けられるのが、買い切り型アプリのメリットだ。
サブスクでアプリが提供される前までの有料アプリは、基本的に買い切り型だった。
では、なぜサブスク型に移行してしまったのか不思議に思うかもしれない。
- アプリが売れなくなった
- 定期的に収益を得られる
この2点も、サブスクへ料金体系が移行した理由として挙げられるだろう。
だが、それだけではない。
- 違法コピー対策
- 多くの人に普及させたい
この2点が、大きなポイントだ。
アプリの違法コピー
これは動画で例えると、テレビなどで放送された番組が動画配信サイトへ違法アップロードされて、正規の方法で視聴されなくなるのと同じだろう。
これでは必然的に、番組の制作費や出演者のギャランティーが下がってしまい、番組のクオリティも下がってしまう。
そうなると必然的に打ち切り、放送終了となる。
それと同じく、買い切り型アプリでも、違法コピーが横行していた。
そうなるとアプリ開発メーカーとしては売上が激減してしまい、会社の存続に関わってくる。
多くの人にアプリを利用してもらいたい
便利なアプリなら、必然的に売れるでしょ?
もっともな意見だ。
高機能で便利なアプリなら、誰もが購入してくれるだろう。
- 写真編集アプリのPhotoshop
- イラスト制作のIllustrator
- 動画編集のPremiere
このあたりのタイトルは、クリエイティブな作業で必須とも言われるほどのアプリなので、聞いたことがあったり、実際に使用している人も多いと思われる。
今ではサブスクのみで提供されているが、以前までは買い切り型だった。
その価格は、10万円を超える驚きの価格。
しかも、それぞれ別々に販売されていたので、必要なタイトルを購入するとなると個人の財布では、とてもじゃないが気軽に購入できる金額ではない。
それがサブスクで提供されることによって、誰もが気軽に使用できるようになった。
それでも、ずっと使い続けるなら、高額でも買い切り型の方が良いと思うかもしれない。
たしかに、このあたりのタイトルを使用するサブスクであれば、2~3年ほど使用すれば同等の金額を支払うことになる。
だが、その期間の間に、新機能を搭載したり、さらに使い勝手を良くした新しいバージョンが発売される。
そして、買い切り型でしか提供されていなかった時代では、その新しいバージョンへアップグレードするために、3万円近く支払って最新バージョンを購入していた。
でもサブスクなら、別途費用を必要とせずに、常に最新バージョンを使い続けられる。
これは、嬉しいことだ。
そして、さらに嬉しいのが、プラットフォームを問わずに使用できることだろう。
WindowsならWindows用のアプリ、MacならMac用のアプリをそれぞれ購入するのが買い切り型アプリだった。
それがサブスクなら、サブスク契約するだけで、WindowsでもMacでも使用できる。
もちろん、アプリが提供されているなら、AndroidやiOS、iPadOSでも使用可能だ。
本来なら高額なアプリを、個人が気軽に利用できるようになれば、仕事の現場においてアプリの使い方から教えることもなく、新人でも即戦力になるためメリットが大きい。
このようにアプリの料金体系として、サブスクは大きなメリットがある。
だが、どのようなアプリでもサブスクの恩恵を受けられるわけではないので、アプリの種類によっては買い切り型アプリの方が良いこともあるだろう。
買い切り型なのかサブスクなのか、日常使いするアプリの種類で、アナタにとって最適な料金を判断できるようになろう!
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今回の内容は、2021年12月30日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
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