スマホやタブレットで写真撮影をして、Googleフォトへ保存している人は多いだろう。
写真であれば、無制限でデータを保存できるのが便利だ。
しかし、Googleフォトの容量を無制限で使える期間が、いよいよ終わりとなる。
これは、Googleフォトを利用して写真を保存している人にとっては、大きな問題だ。
アカウントとクラウドストレージ
Androidスマホを使用しているなら、Googleアカウント。
iPhoneやiPad、Macを使用しているなら、AppleID。
Windowsを使用しているなら、Microsoftアカウント。
あまり意識したことがないかもしれないが、メールアドレスとパスワードで、このアカウントを作成している。
それぞれのアカウントには、写真や動画、文書などのファイルをインターネット上に保存できる場所が用意されている。
そのインターネット上にファイルを保存できる場所が、クラウドストレージだ。
Googleでは、Googleドライブ。
Appleなら、iCloud。
Microsoftは、OneDrive。
手元のパソコンやスマホが壊れてしまっても、クラウドストレージにデータを保存しておけば、データに影響がない。
これは、作成したデータをインターネット上にバックアップしていると思えば分かりやすいだろう。
ストレージ容量
そんなに便利なら、何でもかんでもクラウドストレージに保存したい。
そう思ってしまいうが、クラウドストレージに保存できる容量は無限にあるわけではない。
Googleドライブは、15GB。
OneDriveとiCloudは、5GB。
無料で使用できる容量は、当然ながら決まっている。
しかし、これだけの容量があれば問題なさそうに思えるが、写真や動画などのデータは容量が大きいので、気づけば容量不足になってしまう。
OneDriveやiCloudと比べて、Googleドライブは15GBと3倍の容量を使用できるが、これはGmailなどGoogleで提供されているサービス全てで使用できる容量になる。
もちろん、クラウドストレージの容量を増やすことは可能だ。
それぞれ、月額課金でストレージ容量を追加できるので、かなりのデータをクラウド上に保存することができる。
しかし、GoogleアカウントもAppleIDもMicrosoftアカウントも持っているなら、それぞれのクラウドストレージを使い分けることで、25GBものストレージ容量を利用することが可能になる。
その他のクラウドストレージ・サービス
GoogleドライブやOneDrive、iCloud以外にも、無料で使用できるクラウドストレージ・サービスがある。
有名なのは、ドロップボックスだろう。
ドロップボックスでは、2GBのクラウドストレージを無料で利用できる。
また、ネット通販大手のAmazonでは、AmazonPrimeを契約していれば、写真に限って容量を無制限に保存できる、プライムフォトを提供している。
これらのクラウドストレージを利用することで、使用しているスマホやパソコンに保存できる容量が少なくても、データを保存できるストレージ容量を確保することができる。
クラウドストレージの注意点
クラウドストレージを利用するためには、当然のことながらネットワーク通信が必要になる。
ネットワーク接続できない環境というのは少ないため、気にならないかもしれないが、ネットワーク通信することで通信量が増えてしまう。
そのため、何も気にせずにクラウドストレージを使用していると通信制限がかかってしまい、通信速度が極端に遅くなる可能性もあるので注意しておきたい。
6月からは、容量制限のなかったGoogleフォトが、GoogleドライブやGmailのデータと合わせて15GBが上限になってしまうので、Googleフォトに写真を大量に保存している人は注意が必要だ。
なお、6月1日以前に保存されている写真は、Googleアカウントの保存容量を使用しない。
ちなみに、2年間サービスを利用していなかった場合は、データが削除されることになるため、保存されているデータの確認はしておこう。
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2021年5月13日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。