デジタル化が進んだとは言え、まだまだ紙の情報は多い。
請求書やカタログ、手書きのメモや資料なんて紙が多いだろう。
紙でも問題ないが、持ち歩いたり探したりする時に不便だ。
そういう時に便利なのが、スキャナーと呼ばれる機械。スキャナーがあれば、手書きメモなどの紙資料をデジタル化することができる。
パソコンがなくても、Wi-Fiスキャナーもあるので、スマホやタブレットなどでも使用できる。
しかし、スマホのアプリでスキャナーアプリを使用すれば、スキャナーを買わなくても問題ない。
今回はAdobe Scanというスキャナーアプリを紹介しよう。
色んなものを簡単にスキャン
Adobe Scanを使用すれば、文書、名刺、ホワイトボードの内容を簡単にデジタル化できる。
ホワイトボード、フォーム、文書、名刺といった四種類のキャプチャーモードを切り替えることで、常にクリアなスキャンをキャプチャできるようになる。
他のスキャナーアプリと違って、Adobe Scanは自動で取り込むデータを認識してくれるので、シャッターボタンを押して撮影するという必要がない。
この「シャッターボタンを押す」というのが実はクセモノで、手ぶれの原因になる。また、複数枚の資料を取り込む時には、意外と面倒だったりする。
ほんの少しのことだが、「シャッターボタンを押さなくてもスキャニングできる」。これが非常に良いところと言えるだろう。
AIを利用したスキャン
Adobe Scanは、Adobe SenseiというAIを利用している。これだけだと謎のAIで、何なのかが分からないだろう。
このAIがメチャ優秀で、手書きや印刷された文字を認識してシャープにしたり、グレアや影などの不要な要素を取り除いてくれたりする。
そして、文字をテキストデータとして変換してくれる。
Acrobat Readerで開く
そして便利なのが、取り込んだデータをAdobe PDFへ変換できることだ。
ページ数のある紙の資料をサクサクとスキャンして、1つのPDFで保存しておけば管理もしやすい。
スキャンして変換されたPDFをAcrobat Readerで開いて、メモやコメントの追加だって可能だ。
もちろん、PDFを読み込みできるアプリなら、Acrobat Readerでなくとも問題ない。
名刺だって簡単にスキャン
ビジネスシーンにおいて名刺交換の機会は多く、名刺の管理やアドレス帳などの連絡先に登録するのが大変だ。
しかし、名刺をAdobe Scanでスキャンすると、デバイスの連絡先に自動的に追加できるので、そういった手間と時間を短縮できてしまう。
スキャンした内容は、どこからでも共有
スキャンされたファイルはAdobe Document Cloudに保存されるので、簡単にアクセスして共有することができる。
Adobe Scanのダウンロード
Android版Adobe Scanは、Google Playからダウンロードすることができる。
iPhone/iPad版Adobe Scanは、App Storeからダウンロードすることが可能だ。
Adobe Scanまとめ
このAdobe Scanを使って、あふれかえっている紙の資料をデジタル化してみよう。
デジタル化することで、資料やメモを探す作業が大幅に軽減できるようになる。