フォルダをキーボードで操作する
必要なファイルが入っているフォルダを開いて、ファイルを開くのと同時にアプリを起動して作業をするのが一般的なオペレーションだろう。
ファイルを整理するため、複数のフォルダが1つのフォルダに存在している人も多い。
そうなるとフォルダを移動しては戻り、戻っては移動するという操作が発生する。
この操作をキーボードで操作すれば、作業効率を向上させることが可能になる。
まずはショートカットキーの【Ctrl】キー+【E】キーで、エクスプローラを表示してもらいたい。
ショートカットキーで表示されたエクスプローラは、【クイックアクセス】が表示される。
続いて、カーソルキーでカーソルを操作して、【ドキュメント】フォルダで【Enter】キーを押して、【ドキュメント】フォルダの内容を表示しよう。
ここで、【ドキュメント】フォルダから、前のフォルダに表示されていた別のフォルダのファイルが必要になった場合が面倒に感じられるかもしれない。
ショートカットキーで新たにエクスプローラを表示しても良いが、1つ前のフォルダへ戻れば問題ないだろう。
現在表示しているフォルダから1つ前のフォルダへ戻るショートカットキーが、【Alt】キーを押しながら【←】キーになる。
そして、この操作で戻る前のフォルダへ進む場合は、【Alt】キーを押しながら【→】キーだ。
なお、このショートカットキーは、Webブラウザでも使用できる。
Webブラウザで【Alt】キー+【←】キーは、前のページを表示できるため、使用頻度の高い操作だ。
もちろん【Alt】キー+【→】キーもショートカットキーとして使用できるが、Webブラウザでは使用頻度が少ないかもしれない。
これだけの操作では、あまり利便性を感じられないかもしれない。
しかし、更にキーボードでドンドンとフォルダの表示内容を変更できるようになれば、作業効率を向上させることが可能だ。
【ドキュメント】フォルダを表示している状態から、【PC】フォルダを表示する方法がある。
【Alt】キーを押しながら【↑】キーという、ショートカットキーを使用してみよう。
【PC】フォルダでは、現在使用しているパソコンに接続されているストレージデバイスが表示されるため、ここからパソコンに保存されているファイルへアクセスすることができる。
どうして【ドキュメント】フォルダを表示している状態で、【PC】フォルダが表示されるのか不思議に思うかもしれない。
その答えは、ウィンドウの【アドレスバー】にある。
【ドキュメント】フォルダを表示している状態のアドレスバーには、【PC】>【ドキュメント】と表示されている。
【Alt】+【↑】キーは、アドレスバーに表示されている、1つ上の場所へ移動するショートカットキーになるのだ。
また、このアドレスバーに履歴を表示させるショートカットキーもある。
それが、ファンクションキーの【F4】キーだ。
【F4】キーでアドレスバーへカーソルが移動するため、表示したい場所を直接入力して、ウィンドウに指定したフォルダの内容を表示させることも可能だ。
覚えておくべきショートカットキー
前のフォルダに戻る
【Alt】キー+【←】キー
戻る前のフォルダに進む
【Alt】+【→】キー
親フォルダに移動する
【Alt】+【↑】キー
アドレスバーに履歴を表示する
【F4】キー