新生活に向けて、年末年始や年度末になるとシステム手帳やシステム手帳用リフィルがよく売れる。
スケジュール管理やタスク管理、そして頭の中を整理するのに、システム手帳を活用している人も多いだろう。
そんな便利なシステム手帳をデジタル化しよう!
タッチパネル搭載のWindowsパソコン、そしてDrawboard PDFがあれば、システム手帳をデジタル化できる。
システム手帳デジタル化のために必要なもの
まず、システム手帳をデジタル化するために、タッチパネル搭載のWindowsパソコンが必要だ。
このタッチパネル搭載という部分が、ポイントになる。
タッチパネル非搭載のWindowsパソコンでは、手書きができない。
そして、無料で使えるDrawboard PDFというアプリだ。
最低限、この2つがあれば、システム手帳をデジタル化することが可能になる。
Drawboard PDFをインストール
Drawboard PDFは、無料で使用できるアプリだ。
Microsoft Storeからダウンロードできるので、ダウンロードしてみよう。
まずは、タスクバーのMicrosoft Storeのアイコンをクリックして、Microsoft Store起動する。
Microsoft Store起動できたら、ウィンドウ上部にあるテキストボックスへ「Drawboard」と入力してエンターキーを押そう。
これで、「Drawboard」の検索結果が表示されるので、検索結果に表示されている「Drawboard PDF」をクリックする。
Drawboard PDFのアプリ画面に切り替わるので【インストール】ボタンをクリックすれば、Drawboard PDFがダウンロードされ、インストールされる。
カレンダーをダウンロード
タッチパネル搭載のWindowsパソコンで、Drawboard PDFを使えるようになれば、システム手帳をデジタル化できる。
え?
何にもできないよ?
そう、今の状態では、システム手帳のイメージができないだろう。
それは、カレンダーがないためだ。
システム手帳で使用する、リフィルのようなものがない。
そこで、このカレンダーをダウンロードする。
SONYのサイトでは、デジタルペーパーのためにカレンダーのPDFが提供されているので、そちらをダウンロードして使いたい。
まずは、Webブラウザを起動して、SONYのサイトを表示しよう。
SONYのサイトを表示できたら【商品を探す】をクリックして、【商品カテゴリー一覧】を表示する。
そこで表示される【記録メディア/バッテリー/周辺商品】をクリックして、【デジタルペーパー】をクリックしよう。
デジタルペーパーのページが表示されるので、ページをスクロールして【毎日のドキュメントワークなどに活用する】をクリック。
これで【デジタルペーパー】のページが表示された。
下へスクロールして【ピックアップ】のところにある、【「ノートテンプレート」「ドキュメント」ダウンロード】をクリックしよう。
テンプレートダウンロードのページが表示されるので、PDFダウンロードのところにある【ドキュメント】をクリックする。
ここから下へスクロールすると【2020年手帳】、【2021年手帳】と続き、【2022年手帳】が表示されるので、使いたい手帳に合ったリンクを右クリックして、PDFファイルを保存しよう。
今回は【統合版(デイリー無地)】を使用する。
システム手帳デジタル化
これで準備は整った。
いよいよWindowsパソコンで、システム手帳をデジタル化する。
まずは、Drawboard PDFを起動しよう。
無事にDrawboard PDFを起動できたら、【Open file from device】をクリックする。
これで開くファイルを選択する【ダイアログボックス】が表示されるので、先ほどSONYのサイトからダウンロードして保存したPDFファイルを指定しよう。
特に保存先を指定していなければ、【ダウンロード】フォルダに保存されている。
これでDrawboard PDFにカレンダーのPDFが読み込まれて、Drawboard PDFで使用できるようになった。
パッと見ただけで、システム手帳として使えるイメージができるだろう。
現在は、1月の月間カレンダーが表示されている。
下へスクロールさせれば、次月の2月が表示されるので、紙のページをめくる感覚で月を変更できる。
ずっとスクロールしていくとマンスリーからウィークリーのページに変わり、更にスクロールすれば、ウィークリーからデイリーのページが表示される。
紙の手帳なら、ある程度まとめてページをめくって目的の日付近くまで移動できるが、スクロールして日付を移動するのは面倒だ。
ずっとスクロールしてページをめくるなんて、あまりにも面倒で、デジタル化のメリットを感じられないと思うだろう。
しかし、そこは安心してもらいたい。
まずは、表示したいデイリーページの日付をタップしよう。
メニューが出てくるので、表示されたメニューの【移動先】をタップすれば、サッとその日付のページを表示できる。
これなら目的のページへ移動するために、スクロールする必要がないのでラクだ。
もちろん、デイリーのページからマンスリーのページへ移動することもできる。
そして、マンスリーからウィークリーのページへ移動することも可能だ。
このカンタンさは、アナログのシステム手帳にないデジタルならではだろう。
予定を書き込みたいなら、まずは右側にあるツールメニューからペンを選ぶ。
あとは直接書くだけだが、いくら指で画面に書き込もうとしても、何も書けない。
ウィンドウ左側のメニューがあるので、下から3つ目のアイコンを確認しよう。
このアイコンが手書きのアイコンになるが、現在は無効になっているので、タップして有効にする。
アイコンに丸が付いて、指で手書きすれば予定を書き込めるようになった。
システム手帳をデジタル化する手順を動画で確認
デジタル教室では、タッチパネル搭載WindowsパソコンとDrawboard PDF、そしてSONYのカレンダーPDFを使って、システム手帳をデジタル化する手順を動画で解説している。
システム手帳をデジタル化まとめ
タッチパネル搭載のWindowsパソコンとDrawboard PDF、そしてSONYが提供してくれているカレンダーのPDFで、システム手帳をデジタル化できた。
しかし、指で手書きするのは、何だか変な感じがしてしまうだろう。
そういう時に便利なのが、スタイラス(タッチペン)だ。
スタイラスを使用すれば、より手書きが増して、アナログの紙とペンのように使える。
100均などで販売されているスタイラスとは違い、Surfaceなど純正の専用スタイラスを使用すれば、わざわざ手書きモードにしなくても、スタイラスで直接書き込みできる。
ここで、残念なお知らせがある。
SONYから提供されている手帳のPDFファイルは、2022年度版の提供で終了すると告知されているのだ。
これでは、2022年は良いけど2023年からは困ってしまう。
そう思った方は、もう一度、今までの手順を思い返してもらいたい。
カレンダーのPDFファイルをDrawboard PDFに、読み込んで使用している。
そう、カレンダーのPDFファイルがあれば、何の問題もないのだ。
カレンダーのPDFファイルを提供してくれているサイトは、ビックリするほど数多くある。
そこから、好きなデザインのPDFファイルをダウンロード、もしくはカレンダーのPDFを自作すれば良い。
ただ、その際にも注意する点がある。
それは、SONYで提供されているPDFファイルとは違って、他のサイトで配布されているカレンダーのPDFファイルは、日付をタップしてページを移動できるようにリンク設定されていない場合が多いということだ。
そのため、使い勝手を良くするためには、Drawboard PDFへPDFファイルを読み込む前に、リンク設定する必要がある。
オススメのスタイラス
スタイラスを購入して、デジタル環境でも手書きができるようになろう!