キーボードには、大きく分けて日本語キーボードと英語キーボードがある。
多くの方は日本語キーボードを使用しているため、書籍などでは日本語キーボードで解説が行われているだろう。
デジタル教室でも、解説にあたっては日本語キーボードを基準にする。
もちろん、英語キーボードを使用していても特に問題はないが、英語キーボードには日本語キーボードにある【変換】や【全角/半角】といったキーがない。
また、記号の位置が違ったり、キーによってはキーのサイズや形が違ったりするため、注意が必要だろう。
日本語キーボードでも英語キーボードでも共通して言えるのは、キーボードには沢山の種類のキーがあり、それぞれ決まった役割をもっているということだ。
Windowsを操作する上で知っておくと便利なキーが多いので、それぞれのキーの位置や呼び方、役割などを覚えておくようにしよう。
スペースキー
キーボードの一番下に、何も刻印されていない横長のキーがある。
このキーを【スペース】キーという。
スペースキーは、空白を入力するキーだったり、漢字変換を行うキーになる。
変換キー
スペースキーの右側に、「変換」と刻印されたキーがある。
このキーが【変換】キーだ。
空白の入力と漢字変換するキーを明確にしたい場合は、漢字変換を変換キー、空白をスペースキーといったように使い分けても良いだろう。
また、この変換キーは、確定済みの文字を再変換する機能もあるため、誤変換の多い人には嬉しいキーとなる。
無変換キー
スペースキーの左側に、「無変換」と刻印されたキーがある。
このキーが【無変換】キーだ。
名前の通り、「ひらがな」で入力した文字を「全角ひらがな」、「全角カタカナ」、「半角カタカナ」へ変換する機能をもっている。
カタカナひらがなキー
変換キーの右側に、「カタカナ」「ひらがな」「ローマ字」と三行の文字が刻印されたキーがある。
このキーが【カタカナひらがな】キーだ。
ひらがな入力にしたり、カタカナ入力にしたり、かな入力とローマ字入力を切り替える際に使うキーになる。
エンターキー
スペースキーの次に大きなキーは、「Enter」と刻印されているキーだ。
これが【エンター】キーになる。
文字入力をしている場合は、文字の確定を行うが、何も入力していない場合は「改行」になる。
また、デスクトップでアイコンが選択されている時に、この【エンター】キーを押すとダブルクリックの代用にもなる。
バックスペースキー
エンターキーの上には、×マークが描かれた記号、もしくは「BS」、「Backspace」と刻印されたキーがある。
これが【バックスペース】キーだ。
【バックスペース】キーは、文字入力の場所を示す【カーソル】の左側にある文字を削除するキーになる。
デリートキー
また、「delete」、もしくは「Del」とキーに刻印がされているキーもある。
これが【デリート】キーだ。
【デリート】キーは、文字入力の場所を示す【カーソル】の右側にある文字を削除するキーになる。
なお、アイコンを選択している状態で【デリート】キーを押すと、選択されているアイコンを【ごみ箱】へ移動できる。
カーソルキー
キーボードには、三角記号が上下左右向きに刻印されている、4つの矢印キーがある。
これらを【カーソル】キーと呼ぶ。
その名の通り【カーソル】を移動させるキーとなる。
エスケープキー
キーボードの一番左上に、「esc」と刻印されたキーがある。
これが【エスケープ】キーだ。
この【エスケープ】キーは、文字入力以外の時に押すと取り消し操作になるが、文字入力を行っている場合には、日本語入力中の文字列全体を削除するキーになる。
ファンクションキー
エスケープキーの右から、12個のキーが並んでいるが、この12個のキーを【ファンクション】キーと呼ぶ。
この【ファンクション】キーには、特定の機能が割り当てられているため、キーを押すだけで機能を呼び出すことが可能だ。
なお、特殊なアプリではないかぎり、Windowsの決まりごととして【F1】キーは、操作に困った際の助けになる、ヘルプを表示するようになっている。
全角半角キー
エスケープキーの下には、「半角/全角」と刻印されているキーがある。
これが【全角半角】キーだ。
漢字変換するための日本語入力システムをオンにしたり、オフにすることができる。
タブキー
「Tab」が刻印されているキーが、全角半角キーの下にある。
これが、【タブ】キーになる。
【タブ】キーは、「タブ」と呼ばれる文字を入力したり、カーソルを移動させるためのキーだ。
オルトキー
スペースキーの並びに、「Alt」と刻印されているキーがある。
これが、【オルト】キーだ。
【オルト】キーは、特定機能を実行する際に組み合わせるキーとなる。
そのため【オルト】キーは、左右どちらの手でも操作できるように、スペースキーの並びの左右に配置されている。
コントロールキー
オルトキーと同様に、特定の機能を実行する際に組み合わせるキーが他にもある。
それが、「Ctrl」と刻印されたキーの【コントロール】キーだ。
シフトキー
オルトキーと同様に、2つ配置されているキーがある。
それが、「Shift」と刻印されているキーだ。
これを【シフト】キーという。
【シフト】キーもオルトキーやコントロールキーと同様に、他のキーと組み合わせて使用するキーになる。
キャップスロックキー
「CapsLock」、もしくは「Caps」と刻印されているキーが、タブキーの下にある。
これが【キャップスロック】キーだ。
【キャップスロック】キーは、入力するアルファベットの種類を変更するキーとなる。
エフエヌキー
また、「fn」と刻印されているキーもある。
これを【エフエヌ】キーと呼ぶ。
fnキーは、特定のキー、主にファンクションキーの動作を切り替えるキーになる。
Windowsキー
スペースキーの並びに、Windowsのロゴが刻印されているキーもある。
これが【ウィンドウズ】キーだ。
スタートボタンをクリックするのと同様の動作をしたり、ショートカットキーの組み合わせに使われる。
アプリケーションキー
スペースキーのならびに、四角の中に複数の横線が引かれた絵の描かれたキーがある。
これが【アプリケーション】キーだ。
【アプリケーション】キーは、ショートカットメニューを表示する機能がある。