いよいよ、明日(2022/9/16)には、iPhone 14が発売される。
iPhone 13からの変化が少ないため、現在iPhone 13を使用している人にとっては、あまり魅力を感じないという人も多いようだ。
しかし、動画の手ぶれ補正や暗がりでもキレイに撮影できるPhotonic Engineは、iPhoneで写真や動画を撮影する人にとって大きな魅力だろう。
円安の影響が懸念されていたが、2021年のモデルから大きく変わらない価格になっている。
そうは言っても、やはり高価なデバイスになるため、購入に踏み切れないかもしれない。
そこで役立つのが、Apple Trade Inだ。
Appleで現在の端末を下取りしてくれるので、新しいiPhoneを割安で購入できるのは魅力だろう。
もちろん、下取りに出す機種や状態によって査定金額は違うが、164,800円のiPhone 14 Pro256GBを8万円ほどで購入できるため、まずはApple Trade Inで下取り価格を調べてみるのも良いかもしれない。
そこまでして最新機種を使用しなくても問題ない、と言う人も意見もある。
しかし、あまりにも古い機種では、困った問題が起こってしまう。
それは、アップデートの問題だ。
iPhone 14の発売に先駆けて、iOS 16が12日にリリースされた。
iOSはiPhoneの基本となるソフトウェアとなるため、セキュリティや使い勝手の部分に関わる、非常に重要なソフトウェアとなる。
そして今回リリースされたiOS 16は、とうとうiPhone 8よりも古い機種ではアップデートできなくなった。
iOS16リリース
今回リリースされたiOS 16では、第2世代iPhone SEを含むiPhone 8以降が対象になる。
iPhone 7のリリースが2016年なので、発売日を基準にすると6年間も最新のiOSが配信された計算だ。
セキュリティ向上を目的としたアップデートはiOS 15でも提供されるため、しばらくの間は問題ないかもしれないが、やはり早めにiOS 16に対応したデバイスへ機種変更しておいた方が良いだろう。
今回リリースされたiOS 16の新機能として、注目すべきはロック画面のカスタマイズだ。
今までもロック画面には好きな写真を表示させることができたが、画面上部の日時の表示などは基本的に変更できなかった。
しかし、ロック画面に表示させた被写体を自動的に認識して、日時がかぶさるように立体感のある表示が可能になる。
また、フォントやカラーをカスタマイズして、自分のスタイルを作れるようにもなっている。
さらに、カレンダーや天気、バッテリー残量などの情報も表示可能になった。
壁紙自体も天気をアニメーションで表示したり、宇宙を表現したものなどが追加されている。
カスタマイズしたロック画面を複数作成して保存しておけば、気分や状況に合わせてカンタンに切り替えられるのも便利だろう。
そして、カスタマイズされたロック画面が大量の通知表示で埋もれてしまわないように、通知の表示が再設計されている。
画面の下部に回転式(リボルバー式)で通知が表示されるようになるので、ロック画面の上から3分の2くらいは通知に邪魔されない。
また、状況が変わるたびに何度も通知が送られてくるものについては、1つのウィンドウで内容が更新される、ライブアクティビティという新たな仕組みが導入されている。
さらにロック画面と集中モードを連携させて、モードを変更した際にロック画面も自動で変更したり、ロック画面を変更するだけで特定の集中モードを有効にすることも可能になった。
もちろん、iOS 16で注目すべき点は他にもある。
家族や友人など最大6人のグループで写真を共有できる、iCloud共有写真ライブラリを利用可能だ。
iCloud上に最大6人が参加できる独立したiCloudライブラリを作成して、写真や動画をグループ内で共有できるようになる。
参加しているメンバーは共有する写真や動画を自由に追加したり、削除/編集が可能だ。
また、参加メンバーが被写体に入っている場合には、AIが自動で認識して、共有する提案をしてくれたりもする。
そして、メッセージアプリやメールアプリで送信の取り消しが可能になった。
取り消しだけではなく、最近削除したメッセージの復元や会話を未読へ戻すことも可能だ。
SharePlayに対応しているので、同じサブスクに加入している場合には、音楽や映像を同時に楽しみながらメッセージの交換も可能になる。
さらに、メールアプリでは、送信時間を予約できるのも便利だ。
写真や動画ないに含まれる文字を認識して、翻訳したりコピペなどで利用が可能なテキスト認識表示のライブテキストが日本語もサポートされる。
自動認識はテキスト以外にも拡大されて、ペットなどを背景から抜き出して他のアプリに貼り付けたり、鳥や昆虫、彫像などを認識して検索できるようにもなっている。
音声認識や音声入力も強化されて、絵文字を声だけで入力したり、音声入力とキーボードを切り替えることなく、シームレスに入力を続けることができるのも非常に便利だ。
さらに、スマートホームの標準規格Matterに対応しているのも見逃せない。
Matter対応の機種は年内に登場予定になるが、iOS 16からはHomeKit対応製品とともに、シームレスに操作できるようになる。
それに伴い、ホームアプリのデザインも再設計されて、操作したい機器に1タップでアクセス可能だ。
標準アプリの「マップ」では、経由地を加えた複数の経路検索が可能になった。
Macとの連携も可能なため、旅行の予定をMac上で組んでiPhoneに同期して経路を確認できる。
また、鉄道での経路検索をした際には、そこからSuicaやPASMOの残高を確認したり、チャージすることができるので、マップアプリから離れずに操作を完結させることも可能だ。
他にも買い物の際にApple Payで分割後払いが利用可能になったり、ホテルや自動車のカギになる機能、CarPlayの進化もあるが、このあたりは日本で利用できるようになるのは、まだ少し先になりそうだ。
iOS 16へアップデート
ロック画面のカスタマイズなど日常的に使える便利な機能があるので、早速アップデートしようとするかもしれない。
まずは、iOS 16へアップデートする前に、使用しているアプリがiOS 16に対応しているかどうかを確認しよう。
Apple純正アプリでは問題ないが、その他のアプリでは問題が出てくる可能性もある。
現在、確認できているのは、画面上の複数箇所を同時にタップするようなリズムゲームで不具合が出ているようだ。
もちろん、ゲーム以外でも複数箇所を同時にタップするようなアプリでは不具合が発生する可能性がある。
iOS 16へアップデートする前には、必ず使用しているアプリが対応しているかを確認してからアップデートするようにしよう
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2022年9月15日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
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