この2年ほどで、リモート環境を整えた人も多いだろう。
オミクロン株の感染が増えている中、再びリモート環境で仕事や勉強をするのは問題ないかもしれない。
しかし、それが快適かと言えば、快適と即答できない人は多いだろう。
快適に作業するためには、机やイスなどの環境も大切だが、何と言っても作業のメインとなるパソコンが問題になる。
快適にパソコンで作業をする
パソコンで快適な作業を行うためには、5つのポイントを理解しておかなければならない。
CPU
パソコンの頭脳とも呼ばれるのが、CPUだ。
このCPUが、パソコンの基本性能を決めることになる。
種類も多く、同じ名前のCPUでも、世代が違えば性能も変わってしまうため注意が必要だ。
RAM(メモリ)
そして、パソコンの性能に直結する、メモリも重要な要素になる。
低価格なパソコンでは、このメモリ容量が少ないため、快適に作業を行うことができない。
最低でも、8GBは欲しい。
アプリを複数起動して、快適に作業を行いたいのであれば、16GBは必要となるだろう。
GPU
また、写真などのグラフィックや動画編集といった、クリエイティブな作業を行うならGPUも重要だ。
GPUは、3Dグラフィックや映像処理に特化したチップになる。
一般的なラップトップパソコンでは、CPUに内蔵された機能を使用している場合が多い。
CPUに内蔵されている機能は最低限の機能となるため、フォトレタッチや動画編集と行った作業を快適に行うのは厳しい。
ストレージ
データを保存しておくのが、ストレージだ。
データを保存できる容量も大切だが、快適に作業を行うために必要なのはスピード。
HDDは大容量でも、データを保存したり読み出す速度が遅いため、作業効率が悪くなりがちだ。
しかし、データへのアクセスが高速なSSDをストレージとして採用しているパソコンなら、快適に作業が行える。
ただし、SSDは価格も高くなり、HDDのように大容量なものがない。
ディスプレイ
ディスプレイ解像度の違いは、画面で表示できる情報量の違いになる。
4Kなどの高解像度であれば、グラフィックがキレイに表示できて、表示できる情報量も多くなるが、文字が小さくなってしまい、疲れやすくなってしまう。
そのため、通常の利用であれば、フルHDでも問題ないだろう。
どちらかと言えば、ディスプレイの性能よりも、快適性や効率を求めるなら、複数のディスプレイを使用する、マルチディスプレイ環境が良い。
パソコンの作業を快適にしたい
CPU、メモリ、GPU、ストレージ、そしてディスプレイ。
この5つの要素が、パソコンで作業をする際の快適性を左右する。
- そんなことはパソコン買う前に教えてよ。
- 今使ってるパソコンを買い換える余裕なんてないよ。
もっともな意見だ。
パソコンを新規購入するのに役立つポイントに思えるかもしれない。
だが、現在使用しているパソコンをグレードアップすることだってできる。
メモリの増設ができるパソコンであれば、メモリを増設するだけで作業を快適に行えるようになる。
また、パソコンに搭載しているストレージがHDDなら、SSDへ交換することも可能だろう。
使用しているのがデスクトップパソコンなら、グラフィックボードを変更、もしくは追加することでGPUの性能を向上させることだってできる。
CPUを交換するとなると対応している型番などを調べなければならないため、安易にオススメしませんが、交換可能であれば大幅なスペックアップを望める。
残念ながらラップトップパソコンでは、CPUを交換したり、グラフィックボードを追加してGPUをグレードアップさせることができないが、マルチディスプレイ環境であれば構築することができる。
今のパソコンの性能では作業が快適にできない、というのであれば、5つのポイントを考慮した上で、グレードアップを検討しよう。
手っ取り早く生産性の向上を求めるのであれば、マルチディスプレイ環境の導入がオススメだ。
画面が増えるだけで、作業効率が格段に向上するのをカンタンに体験できるだろう。
なお、マルチディスプレイ環境に関しては、以前にも話題として取り上げているので、興味があれば参照してもらいたい。
もちろん、パソコン本体ではなく、キーボードを変更したり、左手デバイスを導入する方法もあるので、過去の配信を参照してもらえれば幸いだ。
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2022年1月20日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
- Googleポッドキャストで聴く
- Spotifyで聴く
- Appleポッドキャストで聴く
- Anchorで聴く