デバイスを使い分ける | 【脱初心者】デジタル教室【パソコン・スマホ】

クリスマス、そして年末商戦の前に大きなセールがある。

11月の第4金曜日、そう、ブラックフライデーだ。

年に一度のセールだけあって、多くの商品がセール価格で販売されるため、期待している人は多い。

この機会にスマートフォンやタブレット、パソコンなどのデジタル製品を買い替える人も多いだろう。

何を買えば、何でもできるようになるのか？

このような質問を受けることがある。

買い替えるのであれば、何に対して不満があって、何が不便なのか？

買い足すのであれば、現状で何をするのに不便なのか？

これらを理解していなければ、宝の持ち腐れとなり、無駄な買物になりかねない。

何を買えば良いのか？

日常的にスマートフォンで音楽や動画、電子書籍を楽しんでいる人は多いだろう。

だが、動画と電子書籍に関しては、画面サイズに不満が出てくる。

また、文書作成や表計算などのビジネス用途で使用するのも難しいだろう。

そこで、スマートフォンの欠点を補うように、タブレットの出番となる。

タブレットであれば、スマートフォンよりも大画面で動画を楽しめる。

最近のタブレットであれば、搭載しているスピーカーのグレードも高くなっているので、迫力のある音を再現してくれるだろう。

また、画面サイズがスマートフォンより大きいため、電子書籍も読みやすくなる。

そして、文書作成や表計算なども、Bluetoothでマウスやキーボードを接続すれば、一通りの作業が可能だ。

WordやExcelといった、パソコンで馴染みのあるアプリもスマホで使えるように提供されているので、パソコンの必要性を感じないという人も増えてきた。

しかし、スマホやタブレットで提供されているのは、パソコンで提供されているものとは違って、全ての機能を使用できるわけではない。

もちろん、全ての機能が使用できなくても問題ないかもしれないが、ビジネスにおいては、まだまだパソコンでの作業になる。

WindowsにしろMacにしろ、音楽や動画、ゲームにビジネスと1台で何でもできるのが、パソコンだ。

しかし、重量やサイズが大きいというのが、欠点になってしまう。

ラップトップやタブレットパソコンであれば、軽量になるので持ち運びは楽だが、スマートフォンやタブレットと比較すると重いのが現状だ。

また、スペックや拡張性などを考慮すると、ラップトップやタブレットパソコンはデスクトップパソコンよりも劣ってしまう。

すべてのことに満足できるようなパソコンやスマートフォンがあれば、何の問題もないだろう。

しかし、そんな都合の良いデバイスは存在せず、それぞれ一長一短ある状態だ。

ほとんどの人は、スマートフォンを持っているだろう。

現状、スマートフォンでは音楽と動画、そしてTwitterやInstagramなどのSNSをメインに使用していると思う。

また、ちょっとしたことを調べるために、ネット検索することもあるだろう。

このスマホに足りない部分で満足度を上げたいのであれば、タブレットを追加するのが良いと言える。

最近のタブレットでは、スマホよりも高音質なスピーカーを搭載しているので、動画や音楽、ゲームなど迫力あるサウンドを体感できる。

もちろん、画面も大きいので、電子書籍を読むのも問題ないだろう。

ただ、スマホよりもサイズが大きく、重量もあるため、自宅で使うものと割り切って使用するのが良いかもしれない。

そうすれば、おうち時間を楽しく過ごせるだろう。

しかし、パソコンを持っていないのであれば、iPadやAndroidタブレットよりもタブレットパソコンだ。

タブレットパソコンでも、Kindleなどの電子書籍を読める。

何と言っても、スマートフォンよりできることの幅が広がる。

また、キーボードやマウスをBluetoothで接続すれば、ラップトップパソコンと変わりなく使用できるのも嬉しいポイントだ。

用途を限定した使い方であれば、ハイグレードな高級品を購入せず、現状の不満を解決して満足度を高めることができる。

1つのデバイスで全てのことができるようになりたいという気持ちは分かるが、何でもかんでも1つのデバイスでするのには無理がある。

適材適所という言葉の通り、それぞれのデバイスの特徴を知って、使い分けられるようになろう。

今回の内容は、2021年11月25日にポッドキャストで配信されている。

ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。