いよいよ11月になり、待ち望んでいた商品を購入した人も多いかもしれない。
そう、11月2日に新色が追加されたHomePod miniだ。
HomePod miniは、スマートスピーカー、またはAIスピーカーになる。
スマートスピーカーに関しては、以前に取り上げたので、その便利さは理解してもらえただろう。
しかし、その利便性ゆえに気になるのが、プライバシーの問題だ。
Apple4つのプライバシー保護の基本方針
アップルの製品やサービスで、4つのプライバシー保護の基本方針があるのを知っているだろうか?
まずは、セキュリティ。
これは基本中の基本なので、特に取り上げる必要もないだろう。
次に、やり取りするデータを最小限に抑えることだ。
そして、可能な限りデバイス上でデータを処理して、サーバへ送り出す情報を最小限にすること。
最後に、データの流れの透明性。
どのようなデータが収集されて、どのように使われているのかをユーザに分かりやすく提示してくれるので安心できる。
HomePodのプライバシー保護
HomePodは、初代モデルからこの方針を踏襲して、プライバシー重視で設計されている。
もちろん、HomePod miniも受け継いでいる。
Siriを使う際には、ランダムに生成される識別子が用いられるため、アップルでも個人を特定することは不可能らしい。
Siriの言語処理を改善するために、収集したデータをアップルが利用する場合もデータを外に出したり、販売されることはない。
それでも心配だという場合には、改善用データの提供をいつでもオフにできる。
HomeKit対応スマートホーム
アップル以外のメーカーの製品と組み合わせて使うスマートホームでも、セキュリティはしっかり担保されている。
HomePod miniとスマートデバイスの間の通信は、すべて暗号化されており、HomeKit対応機器であれば、プライバシーを守りながら安全に使える。
HomeKitセキュアビデオの機能でセキュリティカメラを設置した場合も、データはすべてローカルのHomePod mini上で分析されるため、誰がいつ来訪したかといった情報が外部に出ることはない。
また、ホームキーを利用して自宅の鍵を開閉した場合も、いつ帰宅したかといった情報は外部に送信されない。
HomePod miniを日常的に利用できる
スマートスピーカーは、何もしていないように見えて、実は裏で会話を録音していたり、カメラで録画したデータを何処かに送っているかもしれないから怖い、と感じる人は少なからず居るだろう。
しかしアップルは、数多くのプライバシー保護の仕組みを盛り込んでいることを宣言しているので、スマートスピーカー盗聴の心配など無用だ。
しっかりとプライバシーが保護されていれば、安心してHomePod miniを使える。
ほとんど場所を取らないのに、360度に広がる豊かなオーディオは、どの角度からでも驚くような音を届けてくれる。
更にスケールの大きなサウンドを響かせたいなら、2台のHomePod miniを置いてペアリングすれば、左右のチャンネルから臨場感あふれるオーディオを楽しめる。
複数のHomePod miniは、その全てが連携するサウンドシステムを作ることができるので、別々の部屋に設置しているHomePod miniで同じ曲を流すこともできる。
もちろん、それぞれの部屋で違う曲を流すことも可能だ。
さらにインターコム機能を使えば、Siriに話しかけるだけでメッセージが家中に届く。
これなら家族同士で、それぞれ別の部屋で過ごしながらも、カンタンに声でやりとりができるだろう。
そんな安全で便利なHomePod miniは、ホワイトとスペースグレイだけではなく、ブルー、イエロー、オレンジの新色が追加されたので、部屋にマッチするカラーを選べる。
ただ、他のスマートスピーカーよりも高額となる、1,1800円という強気な価格設定は財布に厳しい。
そのため、それぞれの部屋に1つずつ設置するというのは、頭を悩ませてしまう。
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2021年11月4日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
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