AppleからiOSの新バージョン、iOS15が発表された。
OSが新しくなると新機能が追加されて、使い勝手が向上する。
また、新しいOSを使用するために、新製品を購入しなくても、OSをアップデートすれば良いのも嬉しい。
iOS15に対応しているか?
まずは、持っているiPhoneでiOS15を使用できるかどうかが、気になるところだ。
iOS15は、iPhone 6s以降のモデルに対応しているので、2015年以降のモデルを使用しているのであれば問題ない。
ただし、新機能の一部は、A12 Bionicを搭載したiPhoneでのみ動作するため、iOS15の機能の全てを使用するためには、iPhone XS(2018)以降の機種が必要になる。
集中モード
仕事や個人用といったプリセットを最大10個まで作成しておけば、それぞれのプリセットに合わせたアプリとウィジェットのみが、ホーム画面に表示される。
このプリセットは、時間帯やカレンダーに設定した予定に合わせてオンにできるのが便利だ。
Live Text
看板や紙の書類などにカメラを向ければ、文字部分が強調表示されて、他のアプリへコピペできるようになる。
電話番号なら通話アプリ、住所ならマップをタップするだけで起動できるので、わずらわしい操作を簡略化できるだろう。
もちろん、写真などの画像ファイルにも有効だ。
また、Google レンズのように、植物、ペット、本などにカメラを向けると移っているものについて情報を得られるように、画像を調べる機能も搭載されている。
写真アプリ
写真アプリを起動すれば、メモリーが表示されるようになった。
写真を集めたミニ動画を自動生成して、Apple Musicからそれに合った曲を自動的に選択してくれる。
Google フォトの機能でも同様のことができるが、Apple Musicと統合しているのが嬉しい。
ヘルスケア
自分の健康データを家族や介護者に共有できるようになった。
家族や介護者が自分の健康状態を簡単に把握できるようになり、普段とは違う傾向があった場合に通知を受け取ることができる。
そして、新型コロナウイルス感染症の検査結果やワクチン接種の記録もアプリに保存できるのも注目ポイントだろう。
この機能が、医療機関やワクチン提供者に対応していなくても、QRコードやブラウザーを使って記録をダウンロードしてアプリに保存しておけば、いつでもアクセスできる。
翻訳機能
画面をタップしなくても、翻訳アプリが自動的に音声を認識して、リアルタイムで会話の翻訳を始めてくれる。
また、翻訳機能はシステム全体で使えるようになっているので、テキストを選択してコンテクストメニューから「翻訳」をタップすれば、別の言語に変換してくれる。
メール
メールのプライバシー保護も強化されている。
メールを開いたかどうかを送信元から確認できないようにして、IPアドレスと位置情報を秘匿してくれるようになった。
共有
あなたと共有という項目が、新たに登場した。
参加した旅行の写真を誰かが共有した場合やニュース記事が送られてきたら、あなたと共有に表示される。
これなら、友達や家族から送られてきたコンテンツをすぐに見る時間がない時に、後から確認しやすくなるだろう。
なお、あなたと共有という項目は、写真やApple News、Podcast、Safari、Apple TV、ミュージックに導入されている。
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2021年9月23日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
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