前回、リチウムイオンバッテリについて、しっかりと知識を得られただろう。
しかし、バッテリに優しくしていても、急激にバッテリが減少してしまうことがある。
しかも、買ったばかりのスマホやタブレットなのに、急激にバッテリが減ってしまう。
初期不良じゃないのか?
そう思ってしまいがちだが、実は原因がある。
バッテリ減少の原因
購入したばかりの状態でも、バッテリが急激に減ってしまうのは、アプリの稼働が原因だろう。
画面をパッと見てもアプリが動いていないように思えるが、実は動いているということがある。
分かりやすいところで言うとiCloudやGoogleドライブ、OneDriveといった、クラウドストレージ関連のアプリだ。
使っているスマホやパソコン内のデータとクラウド上のデータを同期するため、データ通信を行なうことがある。
それと同様に、定期的にデータ通信を行なうアプリとして、天気予報アプリも挙げられるだろう。
このように、意識していなくてもアプリが稼働していることもあるので、想像以上にバッテリを消費している。
アプリを使えないと不便だから、バッテリの減りが早くなるのは諦めるしかないのか?
確かに、便利なアプリを活用できなければ、スマホもパソコンも持っている意味がない。
バッテリの減少を抑える
目で見て動作しているかどうか分からないような、バックグラウンドで動作しているアプリを調べたり、勝手にアプリが動作しないようにすることで、バッテリの減少を抑えられるだろう。
しかし、その解説をするとなるとWindowsやMac、Android、iOSとそれぞれ個別にしなければならない。
また、初心者にとっては分かりづらく、難しい。
そこで、もっと手っ取り早くバッテリ減少を抑えられるカンタンな方法を紹介しよう。
それは、Wi-FiとBluetoothだ。
パソコンでもスマホやタブレットでも、初期設定ではWi-FiもBluetoothは使用できる状態になっている。
たとえWi-FiやBluetoothを使用していなくても、Wi-FiならWi-Fi電波を探す。
Bluetoothであれば、接続先できるデバイスを探したり、接続待ちの状態になって、知らないところでバッテリを減少させてしまう。
自宅や職場では、Wi-Fiに接続することもあるだろう。
また、カフェなど外出先でも、フリースポットでWi-Fiを使用することもある。
しかし、移動中にWi-Fi接続することは少ないだろう。
だからこそ、移動のタイミングでWi-Fiをオフにして、少しでもバッテリ減少を防ぐようにしよう。
Bluetoothで接続するデバイスとして使用されているのは、マウスやキーボード、そしてイヤホンだろう。
これらも使用する時のみBluetoothをオンにすることで、バッテリの減少を防ぐことができる。
Wi-FiとBluetoothを状況に応じて、オンにしたりオフにするだけなので、誰でもできることだ。
確かに面倒かもしれないが、ちょっとしたことで無駄にバッテリを減少させずに済むので、バッテリの減りが早いと悩んでいる人は、ぜひとも実践してみてもらいたい。
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2021年9月2日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
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