以前にネット通販でのフィッシング詐欺に関することを取り上げたが、被害を最小限にするための方法を教えて欲しいという人もいるだろう。
そこで、フィッシング詐欺にあっても、できるだけ被害を抑えるための方法を紹介したい。
フィッシング詐欺の被害を抑えたい!
ネットで買物をする際に、クレジットカードで決済している人は多い。
フィッシング詐欺にあっても被害を最小限に留めるためには、クレジットカードを使わないのが一番だ。
クレジットカードを使わずに買い物をするために必要となるのが、ギフトカード。
このギフトカードは、コンビニでも販売されているので、購入することは難しくない。
ネット通販をする際には、必要な金額分のギフトカードを購入して、アカウントにチャージするようにすれば、フィッシング詐欺にあったとしてもギフトカード分のみの被害で済む。
ただ、この方法のデメリットとして、ギフトカードが販売されていない通販サイトでは使えないということだろう。
次の案として、ネット通販だけで使うクレジットカードを作成するという方法だ。
カードを作成する際に、限度額を最低限度額に設定しておけば、もしフィッシング詐欺の被害にあったとしても最低限度額までで済む。
なお、多くのクレジットカードでは、最低限度額が10万円になっているものが多い。
しかし、最低限度額を5万円に設定できる場合もあるので、利用しているクレジットカード会社に確認してみるのも良いだろう。
そして、ギフトカードとクレジットカードの両方を合わせた、ハイブリッドな方法がデビットカードでの決済だ。
デビットカードは、クレジットカードのように使用することができるため、ネット通販だけに使う銀行口座を開設して、ギフトカードのように必要な金額だけを口座へ入金しておけば、被害を最小限に留められる。
この方法であれば、ギフトカードが販売されていない通販サイトでも買物ができる。
そして、クレジットカードのように最低限度額が決められているわけではなく、銀行口座に預け入れしている金額が限度額になるため、フィッシング詐欺にあったとしても0円にすることが可能だ。
ただし、預け入れしている金額が多ければ、それだけ被害額が大きくなることを忘れないでもらいたい。
あくまでも、決済に必要な金額だけを預け入れしておくことがポイントだ。
しかし、この3つの方法でも共通して言えることとしては、ネット通販で使用しているアカウントのアカウント名とパスワードは漏洩してしまっているということだ。
そのため被害にあった場合は、早急にパスワードを変更するか、アカウントを新規に取得する必要がある。
また、クレジットカードやデビットカードのカード番号が漏洩してしまった場合は、契約しているカード会社に連絡することも忘れずにしよう。
今回は3つの方法を挙げたが、一番良いのは、フィッシング詐欺の被害にあわないことだ。
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2021年1月28日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。