スマートフォンよりも大きなディスプレイを搭載しながらも、携帯性を損なわないiPadが2012年に登場した。それがiPad miniだ。
比較的手の小さな女性でも扱いやすいというコンパクトさで、更に軽量というだけあって人気を博し、2013年にはRetinaディスプレイを搭載したiPad mini Retinaディスプレイ(後にiPad mini 2に名称変更)が発売された。
小型タブレット人気は衰えることなく、翌年2014年にはスペックアップされたiPad mini 3、そして2015年には第四世代となるiPad mini 4が発売されたが、それ以降iPad miniの新製品が発売されていなかった。
2017年のiPad mini 4はストレージが128GBのラインナップのみとなり、iPad miniシリーズは終わりかと思われていた。
しかし、満を持して2019年にiPad miniの第五世代が発表された。
小型タブレットを待ち望んでいたユーザーにとっては、待ちに待った待望のiPad mini 5だ。
iPad mini 4から4年の月日を経て登場したiPad mini第5世代の注目ポイントを紹介するので、小型タブレットに興味を持っている人の役に立てれば幸いだ。
「見た目」以外の全てを改善!
第4世代のiPad miniが発売されてからのアプリは、当然ながら随分と進化している。
ゲームをしたり、動きの多いアプリを使ったりすると遅くてイライラして、押し入れの奥にしまい込んでしまったり手放してしまった人も多いだろう。
新型の第5世代ではスペックが刷新され、最新のA12チップを搭載し、処理性能は前モデルの約五倍という大幅な進化を遂げている。
遅くて使い物にならなかった便利なアプリでも、サクサクと軽快に動作するようになったのは嬉しいポイントだ。
iPad mini 4よりディスプレイがキレイ
第5世代のディスプレイはiPad mini 4と解像度は変わらない。しかし、より高色域なものに変更され、色味を自動調節してくれる機能も備わっている。
大きさも解像度もiPad mini 4と変わりないが、見え方は圧倒的に自然でキレイになっている。
Apple Pencilも使える上に快適な文字入力が出来る
何と言っても注目すべきは、Apple Pencilが対応したことだ。
筆圧やペン運びの滑らかさなど、書き味に関してはiPad Airと全く同じなので、システム手帳のように手書きでメモが出来るようになった。
また、手が大きめの人なら、両手で縦持ちしながらパソコン同様QWERTYキーボードで文字入力することも可能だろう。
iPadで最も軽いボディ
Wi-Fi版の重量は、驚きの300.5g!
Wi-Fi+セルラー版でも308.2gという重量なので、長時間手に持っても負担にならない。
人によっては紙のシステム手帳よりもiPad miniの方が軽いかもしれないほどだ。軽量・コンパクトな第5世代のiPad miniなら、システム手帳をデジタル化しても問題ないだろう。
アクセサリには注意!
第4世代のiPad miniと第5世代のiPad miniは、サイズも幅も高さも厚みも全て同じだ。
しかし、第4世代のケースは使えない。
これは、マイクやカメラの位置が変わってしまっているからだ。
iPad miniの購入と同時にケースや液晶保護シートなどを購入する人が多いだろうが、間違って第4世代用のケースを購入しないように注意してもらいたい。
側面と背面の全てを保護するケースではなく、Apple純正のスマートカバーのようなカバータイプなら第4世代と第5世代共通で使える場合もある。