JCBやVISAといったクレジットカードから、ICマークでお馴染みの交通系やセブンイレブンのnanacoといった電子マネー。そしてスマホを使う○○PayのQRコード決済まで、現金を出さずに支払えるキャッシュレス決済。
カードへの現金チャージや還元キャンペーンへのエントリーなど、何かと手間が必要になるが2020年6月末まで実施される国のポイント還元など、お得になることは間違いない。生活習慣や生活圏などに合ったお得で便利なキャッシュレス決済を見つけよう。
使い勝手抜群の交通系電子マネー 電車やバスに乗って乗車ポイントを貯める
老若男女を問わず多くの人が持っており、普段何気なく使っているキャッシュレス決済が、交通系事業者の電子マネーカードだ。
JR東日本のSuicaをはじめ、首都圏や山梨、静岡県などの多くの鉄道、バス事業者が販売するPASMO、JR西日本のICOCAなど多数あり、ほとんどが全国で相互利用できるようになっている。
また、多くの交通系カードが国(経済産業省)が推進するキャッシュレス・ポイント還元事業に基づく、ポイント還元の対象となる決済方法にもなっており、対象店舗での利用で2%または5%のポイント還元を受ける事も可能になっている。
そんな交通系カードの中でも、特に魅力的なのがSuicaになる。一部の交通系カードは、以前からポイント還元が行われていたが、増税とともにSuicaは乗車運賃(JR東日本の在来線)に対しても、最大2%のポイント(JRE POINT)の還元を始めており、日々の移動や旅行、出張などといった際に、ポイントを貰えるようになっている。
JR東日本のエリアが生活圏の人はもちろん、旅行、出張が多い人はSuicaは是非とも持っておきたい一枚になっている。
セブンイレブン愛用者はnanacoでポイントを効率良く貯めよう
通常のポイント還元に加えて、セブンイレブンなどでは対象商品の購入でボーナスポイントが貯まるようになっている。
更にイトーヨーカドーやデニーズ、エネオスなどの利用時にも、ポイントが付与される。生活圏に対象店がある場合は、+αもあるので要チェックだ。
イオングループのスーパーを頻繁に使うならWAONがオススメ！
イオングループ主導のチャージ式電子マネーで、全国約51万カ所で使えるWAON。イオンやダイエー、マックスバリュなどといったイオングループのスーパーを主に利用する人にオススメだ。
標準還元率は200円/1ポイントと高くはないが、WAON公式サイトで会員登録すると、イオングループ対象店に限り2倍の200円/2ポイントにアップする。
また、ファミリーマートなどの主要コンビニやウエルシア、ツルハドラッグといったドラッグストアなど、身近なお店でも使える。
その上、全国の楽天ペイ対応店でも利用できる。イオン系スーパー+αの買い物を一枚で対応可能だ。
増え続ける○○Pay 自分にベストなスマホ決済を見極める
キャッシュレス決済で、何かと話題になるのが、スマホを介して支払いを行うQRコード決済(スマホ決済)だ。高倍率の還元キャンペーンで、社会現象にもなったPayPayをはじめ、数多くのPayサービスが登場。
事前のチャージやクレジットカード、銀行口座の登録は必要になるが、スマホへの導入は簡単で、おサイフケータイなどへの対応は必要ない。
ただ、決済はカードをかざすだけで支払いが完了するSuicaなどと異なり、お店のQRコードをスマホで読み取り、自身で支払額を入力するか、スマホに表示したバーコードを店頭で読み取ってもらうなど一手間が必要になっている。
QRコード決済は、簡単支払いという点では一歩譲るが、高還元やヤフー、楽天、メルカリなどといった便利なネットサービスとの連携、そして利用対象店の急速な増加と、魅力いっぱいになっている。