文学作品をデジタルで読める青空文庫

「青空文庫」というのを知っているだろうか?
1997年に設立されたボランティア団体になるが、これが非常にありがたい存在なのだ。青空文庫は、著作権が消滅した作品(パブリックドメイン)や著者が許諾した作品のテキストを無料で公開している電子図書館になる。
著作権が消滅した作品と言われても、どのような作品があるのかピンとこないだろう。しかし、作家の名を挙げれば、おのずと作品名が頭に浮かんでくる。
日本人作家では、夏目漱石や芥川龍之介、江戸川乱歩といった「超」がつくほど有名な作家だ。日本人だけではなく、エドガー・アラン・ポーやアーサー・コナン・ドイルといった海外でも日本でも有名な外国人作家もいる。
そんな有名作家の作品で著作権保護期間が切れている作品が無料で公開されているのが、青空文庫だ。

電子図書館の青空文庫で読める作品の詳細は、青空文庫のサイトで確認してもらいたい。

青空文庫の作品を読む方法

青空文庫では、「青空文庫形式テキストファイル」やHTMLとして作品がデジタル化されて公開されている。青空文庫形式というのは聞き慣れない形式だが、特定の書式に従って記述されたテキストファイルになる。
HTMLにしろ青空文庫形式にしろ、テキストファイルなので簡単に読む事ができる。

しかし一番簡単で、快適に青空文庫を読む方法は、アプリを使う方法だ。
青空文庫から公式にアプリが公開されていないが、青空文庫を読むためのアプリを開発して公開している人は多い。
iPhoneやiPadを使用しているならApp Storeから「青空文庫」でアプリを検索してみよう。青空文庫アプリが色々と表示されるので、ダウンロードして使ってみよう。
Android搭載のスマートフォンやタブレットを使用している人は、Google Playから「青空文庫」でアプリを検索すれば、青空文庫を読むためのアプリが色々と表示される。
なかには有料アプリもあるが、無料のものでも問題ない。アプリによっては使い勝手が微妙に違うので、色々と使ってみて使いやすいアプリを探してみるのも楽しいだろう。
アプリによっては音声で青空文庫の作品を読み上げてくれるものもあるので、読むだけではなく、青空文庫を聞いて楽しむこともできる。

文学作品の読書感想文や試験対策、大人になってからの趣味として、文学作品をデジタルで楽しんでみるのも悪くないと思える。

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