古くなったパソコンは動作速度も遅くて、作業に手間取ってしまい、ストレスを感じてしまう。
だからと言って、頻繁にパソコンを使用するということもないので、買い換えるに至らない。
そう思っている人に、朗報が飛び込んできた。
2022年7月15日に、GoogleからChromeOS Flexがリリースされたのだ。
ChromeOS Flexとは?
GAFAの一角、Googleからリリースされたのが、ChromeOS Flexだ。
これは、WindowsパソコンやMacへインストールして、Chromebookとして利用できるようになる、オペレーティングシステム(OS)になる。
Chromebookと呼ばれるラップトップパソコンは、家電量販店で販売されているので、見かけた方も多いだろう。
また、学校や企業でもChromebookが利用されているため、実際にChromebookを使用している人も多いかもしれない。
Chromebookに搭載されているのは、ChromeOSというOSになる。
このChromeOSは、基本的にChromebookへのプリインストールという形式で提供されているが、ChromeOS Flexは、パソコンやMacへインストールできるように単体で提供されている。
つまり、パソコンをChromebookとして利用できるようになった、ということだ。
それは同時に、スペックの低い古いパソコンをChromebookとして再利用できることになる。
買い換えて使わなくなったパソコンが、押し入れに眠ったままになっている人も多いだろう。
そのパソコンをChromebookとして復活させて、再利用できるのは嬉しいことだ。
今使っているメインのパソコンでやっている作業が、Webサイトを見たり、メールを読んだり、ちょっとした表計算やワープロ程度というのであれば、Chromebookでも問題ない。
また、使用しているパソコンの動作が遅くてストレスを感じているなら、この機会にChromeOS Flexへ環境を移行するのも良いだろう。
いやいや
そのChromeOS Flexが、どんなものなのか分からないのに環境を移行させるなんて怖いよ
確かに、そういう不安もある。
しかし、そんなに不安に感じる必要はない。
何故なら、ChromeOS Flexは、USBメモリから直接OSを起動することができる。
これなら現在の環境を残したまま、ChromeOS Flexを使用できるので、万が一、前の環境へ戻したいと思ってもカンタンに戻せる。
ChromeOS Flexの最小システム要件は、Intel、またはAMDの64bit CPU。
そしてメインメモリは、4GB。
ストレージは、16GBが必要になる。
2010年以前のCPUやGPUでは十分なパフォーマンスを期待できないかもしれないが、さすがに10年以上前のパソコンとなると廃棄されている確率は高いだろう。
何と言っても、USBメモリから直接起動できるので、まずは手持ちのパソコンでChromeOS Flexが正常に動作するのか確認してみよう。
そもそもChromebookが何なのか分からないという方は、Chromebookについて取り上げた記事を参照願いたい。
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2022年7月21日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
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