インターネットでを利用して、色々なことが便利になった。
特に、現金の取り扱いが楽になっている。
一昔前までの支払い方法は、現金かクレジットカードのみだったが、今ではキャッシュレス決済も加わり、現金を持ち歩かなくても支払いが可能だ。
しかも、現金での支払いよりも、割引などのサービスがある。
また、いつ、何に対して支払いをしたのかが分かるように、メールで連絡がもらえるのも便利だ。
しかし、このメールで連絡が貰えるというのがデメリットになることもある。
それが、フィッシング詐欺の手口だ。
なお、ネット詐欺については、以前にも取り上げているので、そちらも参照してもらいたい。
フィッシング詐欺
ネット通販の買い物だけではなく、クレジットカードの利用、携帯電話会社からの連絡、交通機関系のデポジットなど多くの連絡がメールで送信されてくる。
そこにつけ込んでいるのが、フィッシング詐欺だ。
フィッシング詐欺のメールは、パッと見ても分からないように、送信者名が偽装されている。
- 支払い方法に問題があります
- 緊急連絡、情報を更新して下さい
- 重要なお知らせ
- サービスが無効になりました
そして、上記のような、不安を煽る件名でメールを送信してくる。
まったく利用していないサービスであれば、詐欺だと判断できるが、利用しているサービスとなると話は別だ。
ついついメールを開いて本文を読んで、本文に記載されているリンクを開いてしまう。
そして、表示されたWebページでユーザIDやパスワードを入力して、クレジットカードの番号や個人情報などを入力してしまうことになる。
フィッシング詐欺に引っかからないようにするためには、メールの送信者名ではなく、送信者のメールアドレスやメールの送信元を確認したり、Webサイトのリンク先のドメインを確認しなければならない。
しかし、利用しているサービスのアドレスに似たような名前になっているので、パッと見ても分かりにくいようになっているため、しっかりと確認する必要がある。
特に、小文字のエルが数字の1になっていたりする場合もあるので、非常に厄介だ。
これが、ネットリテラシーの高い人でも、フィッシング詐欺に引っかかりがちな理由になる。
- そもそも、そこまで手間暇をかけて確認するほどの時間もない。
- 利用しているサービスのメールアドレスやWebサイトのアドレスを覚えていない。
そういう人の方が、圧倒的に多いため、確認するのが難しいだろう。
では、どうすれば良いのか?
実はカンタンな方法がある。
そんなメールで着た連絡は、無視すれば良い。
おいおい、待ってくれ
メールの内容が本当のことで、サービスが停止されたらどうするんだ?
その心理が、もうフィッシング詐欺の被害者。
確かに、本当に利用しているサービスからの連絡もあるので、不安になるだろう。
そして、本当に利用しているサービスからの連絡なら、そのサービスが提供しているアプリやWebサイトへログインした際に、しっかりと画面に表示される。
だからこそ、送られてきたメールを読まずに、あくまでも利用しているサービス会社から連絡が着たという認識をして、ブラウザに登録しているブックマークやお気に入りから利用しているサービスのWebサイトへログインして確認すれば良い。
本当にサービスの停止や情報の更新が必要な場合であれば、お知らせとしてログイン後の画面に表示される。
特に、重要なお知らせであればあるほど、誰もが分かるように表示されるので、ログイン後に何も表示されないというのであれば、着ていたメールはフィッシング詐欺だったということが分かる。
着たメールからログインすれば、わざわざWebブラウザを起動して、ブックマークやお気に入りからWebページを開く手間を省ける。
しかし、ほんのちょっとした手間をかけるだけで、フィッシング詐欺にひっかからないのであれば、そこに手間をかけても問題ないだろう。
また、フィッシング詐欺の被害を抑えるための方法を以前に配信しているので、そちらも参照してもらいたい。
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2022年5月26日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
- Googleポッドキャストで聴く
- Spotifyで聴く
- Appleポッドキャストで聴く
- Anchorで聴く