新年度に向けて、日常生活にデジタルを取り入れようと思う人も居るだろう。
既にスマホを使用して、デジタルを日常生活に取り入れている人も多いが、さらに一歩進んだ使い方のできるタブレットを購入したいと検討しているかもしれない。
そして、タブレットを導入するなら、やはり人気の高いiPadを使いたくなる。
iPhoneのiOSがグレードアップしたのと同じように、2022年3月15日に、iPadOS15.4の提供が開始された。
なお、iOS15.4に関しては、既に配信した内容を確認してもらいたい。
iPadOS15.4
使い勝手も良く、手っ取り早くデジタルを取り入れるのに最適なiPad。
そんなiPadの基本となるのが、iPadOSだ。
iPadOS15.4へグレードアップすることで、機能が追加されたり、今までにあった不具合が解消される。
SafariのWebページ翻訳機能が、イタリア語と中国語の繁体字に対応した。
翻訳機能を活用している人にとっては、翻訳できる言語が増えるのはありがたいところだ。
Podcastアプリには、エピソードフィルタが追加された。
このエピソードフィルタにより、再生済み、未再生、保存済み、ダウンロード済みのエピソードを絞り込むことができるため、効率的にPodcastを楽しめるようになった。
自動化アプリのショートカットが、リマインダーのタグに対応したのも便利だろう。
ショートカットを作成したり編集する時に、タグの追加や削除、そして検索ができるようになった。
更にショートカットアプリを活用しやすくなるため、面倒な手順を手軽に自動化できるのは嬉しい。
また、設定で保存済みのパスワードに、自分用のメモを追加できるようにもなった。
今までは設定したパスワードを忘れてしまうと、どうしようもなかったが、思い出すためのヒントをメモとして追加しておけるのは便利だろう。
そして、絵文字キーボードで、顔の表情や手のジェスチャー、調度品など新しい絵文字を使用可能になった。
さらに、握手の絵文字では、それぞれの手に別々のスキントーンを選択できる。
不具合の修正では、キーボードで入力した数字の間にピリオドが挿入される場合がある問題が修正されている。
そして、写真とビデオがiCloud写真ライブラリに同期されない場合がある問題も解消された。
ブックアプリで読み上げのアクセシビリティ機能が予期せず終了する問題やコントロールセンターでライブリスニングをオフに切り替えてもオフにならない問題も修正されている。
このあたりまでは、iOS15.4と変わりないため、iPadOSとiOSのベースが同じだということがよく分かる。
新機能ユニバーサルコントロール
やはりiPadOS15.4で注目の機能は、ユニバーサルコントロールだ。
1組のマウスとキーボードで、iPadとMacの両方を操作できるようになる。
テキスト入力は、iPad、またはMacのどちらからでもできるようになるので、非常に便利だ。
そして、さらに便利なのが、iPadとMacでファイルをドラッグ&ドロップできるようになることだろう。
スマホは、iPhone。
タブレットは、iPad。
そしてパソコンは、Mac。
Appleで、デジタルガジェットを一式揃えている人は多いだろう。
だからこそ、このユニバーサルコントロールは嬉しい機能だ。
iPadOSのみの調整
もちろん、ユニバーサルコントロールだけじゃない。
第5世代以降のiPad、第4世代と第5世代のiPad mini、iPad Air 2、第3世代と第4世代のiPad Air、そしてiPad Proで、音量コントロールをiPadの向きに合わせて調整されるように設定できるようになったのも嬉しいポイントだ。
また、A12Z Bionic以降を搭載したiPad Proでは、オフラインの間もSiriが日付と時刻の情報の応答が可能になる。
iPadOS15.4まとめ
iPhoneのベースとなるiOSとは違い、iPadならではの機能が追加されたり、修正されているのが分かってもらえるだろう。
アップデートは自動更新機能で無償提供されるが、「設定」アプリの中にある「ソフトウェア・アップデート」から手動でアップデートすることも可能だ。
iPadOS15.4へグレードアップすることで、便利な機能を使えるようになり、不具合も解消されるため、とにかく早くアップデートしたいと考えてしまう。
しかし、アップデートすることで、普段使用しているアプリに問題が出てくる可能性もあるため、使用しているアプリの対応状況を確認してからアップデートするようにしてもらいたい。
日常的に使用しているアプリが使えなくなってしまっては、いくら基本機能が便利になったとしても意味がなくなってしまう。
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2022年3月31日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
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