無料アプリの料金体系について

2021年最後のセールが、いろいろな所で行なわれている。

家電製品日用品だけではなく、もちろんアプリもセールの対象だ。

当然のことながら、全てのアプリが無料、というわけではない

有料のアプリも数多くある。

以前にもアプリの料金体系について取り上げたが、無料アプリに関するトラブルを耳にすることが多い。

無料アプリの料金

無料アプリなのに料金の話というのは、何だか不思議な感じがしてしまう。

ご存じの通り、アプリの料金は、無料と有料の2つに分けられる。

優秀なアプリを無料で使えるとなれば、インストールして使いたくなるだろう。

だが、アプリストアで無料と表示されている場合でも注意が必要だ。

日本のことわざで「ただより高いものはない」とか「ただより怖いものはない」というのがある。

これは、無償で物をもらうと返礼に金がかかったり頼みごとを断れなくなったりして、かえって高くつくという意味になるが、無料アプリでも同じことが言えるかもしれない。

広告表示

多くの無料アプリでは、アプリを無料で使用できる代わりに、広告表示がされる。

広告の表示方法として一般的なのが、画面の一部にずっと表示されるパターンだろう。

また、アプリの起動時や終了時に広告を表示するものも増えている。

広告表示を気にしなければ、特に問題なくアプリを使えるため、多くの人は、そのまま利用しているだろう。

しかし、広告が表示されるということは、その分アプリの表示領域が狭くなってしまい、アプリを操作している際に間違って広告に触れて、広告が画面にデカデカと表示されたり、広告のサイトを表示してしまったりとストレスを感じてしまいがちだ。

アプリ内課金

便利なアプリであれば、広告表示をなくして快適に使いたくなる。

そんな時に用意されているのが、広告を非表示にするアプリ内課金だ。

多くの場合は、広告を非表示にするアプリ内課金が用意されているので、快適にアプリを利用するためにアプリ内課金をする人も多いだろう。

このアプリ内課金は、広告を非表示にするプランだけではない。

アプリによっては、無料版で機能を制限していることもある。

その機能を使うためには、機能ごとに、もしくは制限解放のためのアプリ内課金が必要だ。

アプリ内課金は、自分の手で操作するため、知らない間にアプリ内課金してしまうことはないだろう。

サブスクリプション・サービス(サブスク)

アプリによっては、知らない間に課金される場合がある。

それが、サブスクリプション・サービス、いわゆるサブスクで提供されているアプリだ。

最初からサブスクリプション契約しなければ使用できないアプリもあるが、多くの場合は、無料試用期間が経過した後に、サブスクリプション契約となる。

そして、それが自動的に契約したように思えてしまい、知らない間に月額料金を支払い続けることになってしまうのだ。

  • 勝手にサブスクリプション・サービス契約された!
  • こんなの詐欺違法だ!

気持ちは分かるが、アプリの説明やアプリ起動時、もしくは試用期間経過後に、サブスクリプション・サービス契約に関するメッセージが表示されているはずだ。

そのメッセージを確認することなく、アプリをインストールして、OKやAgree、Doneなどのボタンをタップしていないだろうか?

現実世界では、訳も分からずサインをしたりハンコを押す、なんてことはしない

クーリングオフという制度もあるが、今のところアプリの購入に関しては、クーリングオフ制度を利用できない

もし仮にクーリングオフ制度を利用できたとしても、多くの場合はクーリングオフできる期間を過ぎてしまっているだろう。

無料アプリでの金銭的なトラブルの多くは、この無料試用期間からサブスクリプション・サービスへ移行して、知らない間に料金を支払い続けていた、という場合だ。

有料アプリで、そういった変なトラブルが少ないのは、最初に料金体系をしっかりと確認しているからだろう。

無料アプリだからこそ、しっかりと料金体系を確認する必要がある。

もしかすると知らない間にアプリをサブスクリプション契約しているかもしれないので、ぜひとも無駄にサブスクリプション・サービスを契約していないか確認してもらいたい。

ポッドキャストで聴く

今回の内容は、2021年12月23日にポッドキャストで配信されている。

ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。

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