10月19日の深夜2時に、Appleのイベントがあった。
今回のイベントでは、第3世代のAirPods、Apple Musicの新料金プランであるVoice Plan(ボイスプラン)が発表された。
そして、もう1つが、待望の新型MacBook Pro。
2020年に発売された、M1チップが搭載されたMacBook Proは、同じくM1チップを搭載しているMacBook Airと比較すると何だか期待外れだったという人も多かったかもしれない。
だが、今回発表されたMacBook Proは、ガッカリするようなことはない!
Proと銘打つだけの仕上がりとなっている。
新型MacBook Pro
MacBook Proは、2006年1月10日のAppleカンファレンスで、初めて発表された。
製品名にProと付くだけあって、スペックの高さが特徴だ。
そのため、高い性能を必要とする、画像や映像を扱うクリエイターに人気の高いシリーズになる。
しかし新しく登場した、M1チップを搭載しているMacBook Airのコストパフォーマンスが、あまりにも高かったため、2020年モデルのMacBook Proは、Proらしさが感じられず評価も低くなってしまった。
それを踏まえた上で登場したのが、新型MacBook Proだ。
新型MacBook Proでは、搭載されているメインチップの性能が大きく向上している。
それが、M1 ProとM1 Max。
M1 Proでは、M1と比較するとCPUパフォーマンスが最大70%高速化されており、GPUパフォーマンスは最大2倍高速化されている。
また、メモリ帯域は、約3倍にもなる。
そして、M1 Proの上位であるM1 Maxでは、CPUパフォーマンスはM1 Proと変わらないものの、PUパフォーマンスはM1チップと比較して最大4倍も高速化されている。
メモリ帯域はM1 Proの約2倍、つまりM1チップの約6倍になっている。
更に、2つのビデオエンコードエンジンとProResアクセラレータを搭載しているのもポイントだ。
もちろん搭載されているチップだけが、注目ポイントではない。
側面には、Thunderbolt 4ポートを3つ搭載しているだけではなく、SDXCカードスロットやHDMIポートなど汎用性の高いポートが搭載されている。
そして、MagSafeが高速充電に対応して、MagSafe 3として復活しているのも嬉しいポイントだろう。
更に内蔵カメラ、こちらも強化されている。
1080pのFaceTime HDカメラとなって、ニューラルエンジンでの高画質化処理も搭載された。
キーボードに関しては、Touch Barがなくなり、Touch ID付きのフル物理キーボードとなった。
これで、物理キーとしてファンクションキーが復活だ。
ファンクションキーを多用するユーザは、物理キーの復活というだけで、購入を決定しても良いだろう。
パネルはminiLEDバックライトの「Liquid Retina XDRディスプレイ」で、最大120HzのProMotion対応だ。
MacBook Proのモデル
そんな新型MacBook Proは、14インチと16インチの2種類が販売される。
気になる価格は、14インチモデルが23万9800円からで、16インチモデルが29万9800円からだ。
すでに注文の受付が始まっているが、出荷されるのは10月26日からとなる。
2020年モデルのMacBook Proから大きく性能が向上して、不便に感じられていた部分も改善された新型MacBook Pro。
買い替えるタイミングとしては、申し分ない製品に仕上がっているだろう。
ポッドキャストで聴く
今回の内容は、2021年10月21日にポッドキャストで配信されている。
ぜひともラジオ感覚で、ポッドキャストを楽しんでもらいたい。
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